BLOG馬場毎日 sawayaka

視界不良の馬場より金ゐ國許が綴る、満願成就三千里手前の幸福雑記

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コリン・パウエルはどこに行く

今日、街を歩いていたら、パウエルに会った。しばらくテレビで見ないなと思ったら、日本にいたのでビックリ。どうやら講演会があったらしい。

通り過ぎてしまうつもりだったが、そのとき僕は偶然にも、ニュージャージーの母から送られてきたトウモロコシを一山持っていた。うちの畑で取れたトウモロコシはパウエルの大好物だった。彼の地位が上がるにつれて疎遠になってしまった私たち、もう『マイウェイ』を輪唱することもない私たちだが、素晴らしきグリーンメモリーは残っているはずだ。あの川。あの山。あの野原。ステイゴールド、懐かしい味を喜ぶに違いない。

20050719_1407_0000.jpg
パウエル登場を待つ人々が
20050719_1407_0001.jpg
ざわめきだす



。。。


20050719_1411_0000.jpg
出てきた!



黒服に囲まれたパウエルはとても遠い存在で(実際、写真からもわかるように物理的にも遠かったんだ)、声援に手をふって応える姿はサウスブロンクス時代とは雲泥の差だ。一挙手一投足が、これでもかというほど要人然していて、ストライプの入ったスーツ姿は実に凛凛しい。僕の知っている彼は、鱒釣りと冒険が好きな、だけど泣き虫なBOYだった。ニューヨーク・ヤンキースの野球帽をかぶった、ひ弱なハックルベリー・フィンだった。

20050719.jpg

カメラを持っていなかった私は、ジャパニーズ・スタイルにのっとって、携帯電話のカメラを彼に向けた。そして、ずっと撮り続けた。

撮り続けたといっても、私はほとんどカメラが何を写しているかには気にしなかった。何がどう写ろうと、この距離は縮まらない。むしろ、後で見返すときに不鮮明な小さな画像は、ステイゴールドを、私の甘い追憶を許してくれる。そんな気がした。

彼は黒服にガードされながら、車に乗り込んだ。ドアが閉められる直前、私は怒鳴った。


Old Black Joe,You did well!
(相棒、うまくやりやがったな)


パウエルは驚いてドアを開けようとしたが、車は群衆を掻き分けるように走り出していた。後部座席から、窓を叩いてパウエルが何か叫んでいる。が、聞こえない。車はすぐに見えなくなった。



興奮の瞬間が終わり、私の隣にいた青年が声をかけてきた。

「貴方、さっきなんて言ったんですか?」

私は自嘲気味につぶやく、僕はトウモロコシを渡せなかった。

「は?どういう意味ですか?」

「古い古い言い伝えだ。『友に幸あれ』ってね」

「はあそうなんですか?。いいですね!英語ができると!・・・パウエルはこれからどこに帰るんでしょうかね?」

「コリン星だよ。つまり、そういうことだ。」


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