BLOG馬場毎日 sawayaka

視界不良の馬場より金ゐ國許が綴る、満願成就三千里手前の幸福雑記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

僕はカルトぢゃないよ3 H氏から返信がきた

いい加減、愉快痛快を装った文章を書くのが辛くなってきた。フォントの多少はストレスと正比例する。最近のエントリーは、どれも過剰なフォント弄りのせいで目がちかちかするし、文体が無闇に明るくて読むのに疲れる。そしてH氏から返信がきた。返信といってもメールではない。電話で会う約束をとりつけたのである。

昨日の昼すぎ、私は上野でH氏と話してきた。想像通り、もはやここで書く必要すらない、実に無益な三時間であった。謝罪どころか、H氏は相変わらず持論を提示することなしに、揚げ足取りに執念を燃やしていた。結論から言えば、私はH氏を完全に見限った。これ以降、ブログや掲示板にレスポンスを寄越したとしても(しないだろうが)無視するつもりだが、H氏は、事前に昨日の話をブログに載せることを私に約束させた。だから、一応会話の概要をここに書き記すが、以下の文章にそれ以上の意図はない。


私が恐れるのは、このエントリーがまたも誤解を生み、誰かの気分を害してしまうかもしれないということだ。八方美人を気取るつもりは毛頭ないが、意味なく敵を作るのは不本意である。だから、勝手なお願いではあるが、気分を害しそうな人はどうか読まないで欲しい。ネットは公的な場だけれども、どうしようもなく公私が混同してしまうカルマの世界なのだと諦めて欲しい。

今回の件とは全く無縁だが、以前のエントリーで「あなたの言動が誰に、どれくらい、どのように影響を与えるかしっかり考えて行動してくださいね。」などと偉そうに書いたことが猛烈に後悔される。会員には「お前は要らないところで自分の首を絞めるのが好きだなあ」と笑われた。全くその通りだと思う。

私はただ、『幻燈6』感想文の枕にでもなればいいやと思ってパロディ兼抗議を書いたのだった。閲覧者にとってはどこまでもバーチャルな世界での、居るか居ないかも判然としない金ゐとHの空虚なやりとり。これ以上無意味なものがこの世に存在するのだろうか。私は何故こんなにも無駄な文章を書いているのだろうか。

ユゴーは「モウシツ」と高笑いした。それはもはや妄想じゃない、モウシツだと。意味が分からず、愛想笑いでご機嫌をとっておいたが、そうか、あれは「妄執(モウシュウ)」のことか。そうかもしれない。妄執かもしれない。とにかくネットは魔物だ。時間と気力と労力とを湯水のごとく消費させる、健全な体をしたギャンブルだ。経験者は語る、である。

ああ、ここまでだらだらと書いたら、閲覧者は「ゼロ」になっただろうか。いや、天才的贋作者になることは求めていない。「整数の一。正でも負でもない実数。何も存在しないことや、位取りで空位を示すのに用いるアレ」である。急に音楽漫画『BECK』のセリフが頭をよぎった、「俺たちは何者でもないぞ」。何者かになろうとしたわけではない、何者かになった気でいたわけでもない、ただ、何者かであったのは事実であった!


ブログに抗議文を掲載してから、連日H氏の携帯に電話をかけていたのだが、電波が通じなかったり、明らかな居留守によって繋がらなかった。よっぽど自宅に乗り込んでやろうかと思ったが、十年来の仲である。気さくな両親に迷惑をかけるのは避けたかった。かくなるうえは手紙だな、便箋を前に怒りの筆ペンを走らせているとき、彼からの電話があった。「上野駅不忍口すぐのプロントに午後2時。」不機嫌な声だった。

彼の反論は、今まで散々議論したはずの「作品評価って人それぞれよね」から始まった。いい加減うんざりしていた私は、「その話は決着がついているはずだ。今日は君と僕の礼儀に関する問題を話しに来た。」と言い、それでも話を蒸し返そうとする彼を「平だったら怒って帰ってるところだよ」と一蹴した。


「早くレスがこないと『幻燈』の感想が書けないんだろ?また持ち上げるのか?パロディじゃ機嫌を損ねかねないもんな。」
「・・・・・(呆れて物も言えない)」
「お前のサイト見なおしたけど、やっぱ北冬一色過ぎだわ」
「だからそれは能力不足が原因だって書いたでしょう」
「スタイルまで北冬一色だって言ってんだよ」
「それは個人の選択でしょう」
「認めたか」
「僕は北冬のレイアウトとか、ロゴとか、タイトルとか、そういったものが好きだから、それに影響されるのは僕の勝手でしょう」
「個人の主観は排除すべきだろう」
「それが作品の価値に直結するとは言ってないでしょう。そうだとしたら、僕は山田勇男作品にまったく批判できなくなる」
「してないじゃねえか」
「だから能力不足は恥じているって書いたでしょうが」
「つげ義春のどこがいいんだよ、お前ら信者の深読みじゃねえかよ」
「それについては、君が僕の評論なりコメントなりを読んで、それに対する批判を文章化してくれない以上、僕に話すことはない」
「お前の文章は論理的じゃねえんだよ。きちんとした作品評も書かねえで旅行記でお茶を濁しやがって、偉そうに否定派を批判してんじゃねえよ。論証する能力がねえだけじゃねえか」
「能力不足は恥じているって何度言えばわかるんだよ?とにかく、批判は文章化するか、整理してくれないと対応できません。」
「漫画なんて楽しめればいいじゃねえか」
「それはそれで一つの選択だと思う。僕は『楽しめるだけじゃ駄目だ』と思うことを君に強制したことも、する気もない」
「売れ線の商業漫画を馬鹿にしてるじゃねえか」
「してません。仮にそう思っていたとしても、公言はしていない」
「ブログで『NANA』を馬鹿にしてたじゃねえか」
「してません。からかっただけです。しかも、商業漫画全般を『馬鹿に』したことはない」
「とにかくお前ら、なんだかんだ言って太鼓持ちだって。認めろよ」
「そう思う根拠を明かさない以上、僕には言うことはない」


こんな感じの、噛み合わない会話が続いた。3時間分にはまだまだ足りないが、もう十分だろう。話すべきでない人間と話してしまった、そういう印象が強かった。

しかし、問題は馬場つげ研にもあったと思う。要するに、クレーマーの挑発なんかには動じないだけの体力が欠けていたということだ。北冬の太鼓持ちだろうが集英社の太鼓持ちだろうが肛門科の便座持ちだろうが、筋さえ通っていたらそれでよいのである。その筋がまったく、弱かった。

我々にとっての「つげ義春以後」を明確にする時期が来ているのかもしれない。これを機に雑文から卒業して、林静一論、菅野修論を書き始めなさいという天啓だと思わなくてはならない。もう少ししっかりしなくちゃ。真子はそう呟くと、思い切りドアを開けた。
スポンサーサイト

COMMENT

お疲れ様でした。

つげ義春のどこがイイんだよ・・・・。
個人の自由でしょ?って感じデスが。
誰かが発したモノ、漫画であれ文章であれ文学?であれ映像であれ・・・。なんらかの啓示であると思うのも勝手デスよ。違う解釈したって仕方ないデス。
筒井康隆だったか?高名な学者が筒井を評したモノ読んで、俺!こんなこと思って書いていないヨ~。って言っていましたがソンナものだと思いますが・・・・。
一人の作家に100の評論アルべし。もちろん、読んでから言え!ですが。アハハ。

失礼(流して下さい)

この記事の文体なり姿勢が、今、私が卒論で使っている18世紀末のアメリカ人のそれに極似しており、びっくりしたから一応コメントを書き記すが、当コメントにはそれ以上の意味は無い。

>オグリンさん
毎度、コメントありがとうございます。いやあ、こんな混沌とした文章を載せてしまってお恥ずかしい限りです。オグリンさんは文体が安定していてよいですねw
まあ、結局のところ、真摯に作品と向かい合えればいいと思うのです。

>窓烏
ナイスコメントにやられました。駆除の必要ありだな、この烏は

森 達也

恥ずかしながら・・・。誰だっけ?聞いたような・・・。と、思っておりましたら。ガハハ。
本、買っていました。それも、読んでいない。

題名は「放送禁止歌」

いわゆる、放送自主規制モノ。差別・同和・ナドナド~。

A2、とりあえずAもみたいのですが、田舎ゆえ(レンタルショップはありますが全然駄目デス・ちなみに一番観たいのが「行方知れズ渋さ知らズ」もちろんありません・・・買ってまで観たいとも思わない、アハハ)

田舎は不便デス。ゆったりしていてイイけどネ。

新潟いいじゃないですか。『ほんやら洞のべんさん』の世界でしょう(そんなに田舎じゃないかw

森達也『放送禁止歌』は本の方がいいですよ。
『A2』は絶対に見るべきです(『A』もできれば)。ちと高い、私も買っていませんが、nyで(以下略

了解デス。

まずは、本を読みましょう。
そして、A~A2と・・・。
あきらめずに探してみます。

多分、もうあると思いますよー
結構ブレイクした感が。
ちなみにお薦め教えてください

はい。

近日中には・・・。

お勧め?映画ですか?
う~ん。最近は収穫ゼロですね。

イイのがあればお勧めします。

本は、ニーチェの「アンチ・クリスト」ただいま読み直しています。が!とても、簡単?に翻訳されたヤツです。頭、痛くならなくて良いデス。私には、ピッタリ。
けっこう面白く読んでいます。

PLEASE COMMENT

管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

http://kunimotokanei.blog8.fc2.com/tb.php/224-3ab16ec3

 HOME 

Calendar

10 « 2017/11 » 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

Administer

Monthly Archive

Categories

Recent Comments

Recent Trackbacks

Recent Entries

Blog Pet


私のブログを盗み見て言葉を覚え、話しかける(クリックする)と返事をするらしい。あまつさえ勝手にエントリーにレスをつけてくるという。名前の由来説明は不要だと思うが、詳細なプロフィールが知りたい方&「なんのこっちゃ」と思った人は上の「ねずみ」という文字をレッツ・クリック。

占い

Catchphrase

Profile

Administer

Others

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。