BLOG馬場毎日 sawayaka

視界不良の馬場より金ゐ國許が綴る、満願成就三千里手前の幸福雑記

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罵声人語さわやか’06 

¶ あけましておめでとうございます。今年も【高田馬場つげ義春研究会】と『馬場毎日』をよろしくお願いします。

私金ゐは31日から今日の朝まで東京を離れていたため、年越し・三が日を全世界100万の『馬場毎日』ファンとともに過ごすことができませんでした。年賀状や年賀メールをお寄せくださった250万もの熱心な閲覧者様、未だ返信ができず、申し訳ありません。馬場つげ研に【年賀状もどき】を掲載しておきましたが、読んでいただけたでしょうか。急いで書いたので、【私の超達筆】をお見せできなかったことが悔やまれます。何のパロディだったのかについては、もはや説明不要でしょう。

¶ 「正月らしい正月もなしに作品と取り組んでいたつげさんが、どうやら仕事から解放されたのは、一月十二日だった。」「一年半ぶりの仕事から解放されたつげさん。早くも心は旅の空に―。」

正月とつげ義春、正月とつげ義春、何か無いかなと考えていたら、真っ先に浮かんだのがこの記事だった。これは、『サンデー毎日』増刊「これが劇画だ」(1970年2月6日)掲載の「つげ義春のある日」である(カットは未収録?)。この日のつげ義春は京都旅行出発の直前であり、ここで言う「京都旅行」が【京都ブラブラ日記】に描かれた旅であることは言うまでもない。

ところで、「正月らしい正月もなしに」一月十二日まで取り組んでいた「作品」とは何なのだろうか。近辺の「作品」といえば「蟹」が思い当たるが、「蟹」は『現代コミック』70年1月8日号に発表されたものだから、間違いなく12日以前。では翌2月に発表された『やなぎ屋主人』かと言うと、『漫画術』にはこんなくだりがあるのだ。

権藤 「『やなぎ屋主人』とどっちを先に描いていました?(中略)『やなぎ屋主人』の方が早かったんじゃないですか?(中略)「ガロ」二月号ということは、十二月の初めには原稿が上がっていないとまずいんです。」

つげ 「『蟹』の方があとかもしれないね。」


「やなぎ屋主人」でもないとすれば、70年4月『アサヒグラフ』に掲載された絵「熊肉と左義長」だろうか。しかし、これは2月の北陸旅行の後でなければおかしい。70年5月『ガロ臨時増刊号池上遼一特集』の「純情で、義理人情にあつく」だろうか。……あれはページ三分の一の談話だしなあ。

「一年半ぶりの仕事」というと、つげが1年半何もしていなかったように思えるが、つげは69年、水木しげるのアシスタントを務めている。つまり、これは「自分の仕事」という意味で、68年8月の『もっきり屋の少女』から一年半ぶりの「仕事」は、やはり「やなぎ屋主人」でなければおかしい(青林工藝舎『ねじ式』に収録されている「作品解説」において、「やなぎ屋主人」のみが「70年1月脱稿」と付記されているのは、この記事とこうした見解に基づいてのことだと思われる)。

「やなぎ屋主人」は前・後編の二回に分けて『ガロ』に掲載されているが、その分けられ方に表現上の特別な意図が無いことは既に述べたとおりである。原稿を上げるのが遅れたために二回に分かれたのか、編集部の売り上げに関する判断があったのか。

¶ それはともかく、「つげ義春のある日」で注目すべきは、水木しげるとの「引っ越し相談」で、つげ義春が自動車について話している箇所である。

水木 「町中がいやなら、どっか、遠くに住んで、自動車買えばいいじゃないですか」
つげ 「駐車が大変ですからね。それに免許証が切れちゃってるので、取直さなきゃならないし……」
水木 「スポーツカーを買いなさい。ホンダのは小さくていいんじゃないですか。」
つげ 「ええ。ぼくはカローラぐらいで、と思っているんですけど」


なんとつげ義春は免許を取得していたのだった!!!!

1月14日・15日と京都をまわったつげは、その足で奈良に向かい、二泊している。このとき観光した浄瑠璃寺・長岳寺・壺坂寺・柳生街道・八木の古い町並については、昨年末窓烏が巡礼した。近々写真をアップする予定である。

¶ 昨年は終ぞ日の目を見ることの無かった企画がたくさんあった。たとえば、「著作権的な問題を潜り抜けて『アックス』巻末の菅野修近況を全部アップ!」。今後「菅野修ファンサイト」色を強くしていくのであれば、避けて通れない企画なのだが(年表に必要不可欠)、おそらく無理、まず無理だろう。【週刊誌の一行コメントをアップするのはネットでは普通】だが、それも確実に慣習に過ぎず、バックナンバーの扱いが決定的に異なる『アックス』が許すとは思えない。手を汚したくないから誰かアップしてください。

同じ企画でも、『月刊「ガロ」とつげ義春』なら出来そうな気がするのは何故だろう(笑)。冊数が多いからですか。「つげ論を展開したガロの読者欄と時空を隔てた論争を展開!もちろん、毎号載っているかのような広告の煽り文句変遷を研究!」なんて企画もあった。うーん、マニアックス。

¶ そういえば「呉智英の劇画列仙傳(一)」(昭和四十八年三月号)で大笑いした。呉智英の文章で大笑いしたのは初めてかもしれない、いつもニヤリだ。水木しげる「福の神」中の会話「お前にオランダのパンティ買ってやるゾ」「ホント!」について、呉は「これが、いかにおもしろく、かつ水木独自のものであるかは、作者を代えてみるとわかる」という。


つげ義春の場合
「オランダのパンティですよ。はいて下さい。」
「へやで」



ちょまwwww括弧で括れなwwwwwwwww

さらに、




安部慎一の場合
「金が入ったから、パンティかってやる」
「むだづかいしたら、いけんよ」




もはやオランダ製ですらないwwwwww


¶ みたいな「紹介」が限界か。とにかく、現在「つげパロディの系譜」「書誌学」が計10本、「つげ義春以後は今どうなっておるのか」3本が、スキャンして描きかけのまま止まっている。とりあえずは、それらを全部出してから、新しい企画なり何なりをやろうと思う。

2月には『週末から9』も出ます(確実)。金ゐ『つげ義春に会いに行く』は『池袋百点会』、ユゴー『ラストシーン考』第四回「分かりにくさと生理的感覚」、窓烏の『兵庫県つげ義春散策記』などが掲載予定。ついに『漫画主義』リストもネットにアップ?

『北冬名鑑』も1月中盤より再スタート。乞うご期待。
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